「周りと比べて自分が劣ってるように感じる…」お姉さまが送った回答が教訓レベルでタメになる…!

叶姉妹がパーソナリティを務めるトーク番組、「Spotifyオリジナル 叶姉妹のファビュラスワールド」。
3月12日に配信されたエピソードの中では、39歳のリスナーから寄せられた《周りの人と比べては劣っているように感じて焦ってしまう》というお悩みを紹介し、恭子さんと美香さんが回答した。

叶姉妹

お便りの内容は、以下の通り。
《自分に対する理想が高い自分をどうにかしたいです》
《学生時代は勉強や人付き合いなど、何も苦労を感じたことがなく、社会人時代はなりたい仕事に就いて仕事を頑張ることが楽しく、ほしいものを買い、可愛く着飾ることが大好きな能天気者で生きてきたように思います》
《ただここ数年、子育ての難しさ、仕事における自分の限界、金銭的な制限、お肌や体のエイジング、そして自分の人間的な未熟さなど、自分の手が及ばないように感じることがたくさんあり、いつも不安で悶々としています》
《身近な周りの人と比べては劣っているように感じ、焦ります。足ることを知って、心穏やかに過ごせるようになるには、どうしたらいいでしょうか?》

お便りを聞き終えた恭子さんは、目安のために周りを知ることと比べることはまた別物だと、自身の考えを述べた。
恭子さん「まずは、比べないということですよね。自分の身近な方と比べない。でも、ある程度の目安にはなるから、知っておかないといけないっていうのは、実際のところはありますよ。だけど、知っていることと比べることはまた別ですから」
また、美香さんが恭子さんについて「お姉さんのようにはなれない」とよく発言することを例に出し、「私のほうが美香さんになれない」と語る。
恭子さん「それからもう一つは、この方の理想が高い。ご自身が言ってらっしゃるんですが、美香さんが『なかなか、お姉さまのようには(なれない)』って言っている言葉の中には、それはすべてではなく、美香さんこそが私には絶対になれないものがある。だからそれは多分(相談者は)気がつかれないんだろうなって思いましたね」
「だから、私にはとてもではないですが、美香さんがしてるすべてのことができない。どれほど大変なことかを……もちろんそういうところも美香さんが見せるわけでもないですし、長年そうやってこなしているので。すべてを全部自分でしている。だから、私のぶんのこともすべてして、子育てよりも大変なことかもしれませんよね」
恭子さん自身は、周りに自分よりすごいと感じる人がいたとしても「自分とは違うから」と切り離して考えるのだそう。
恭子さん「私は、ある程度のところでは、自分とは違うからというところで四捨五入して切ってしまいますので、そういうところが違うかもしれませんが。だけれども、私こそが思う、美香さんのようには絶対なれない」
「だから、なかなか『お姉さまのようにはなれないわ』って言っている美香さんは、それはある意味では奥ゆかしさの現れの言葉であって、全然なれているんです。ただ、なれないのは、自分が思っている言葉を面と向かって正直に言ってしまう私のようにはなれない、そういうふうなことではないかなと」

叶姉妹

周りの人より劣っていると感じて悩むことについて、美香さんは恭子さんの言葉を引用し、「その周りの人も足りているかはわからない」と自身の見解を語った。
美香さん「身近な周りの人と比べては劣っているということを感じて、もっと『足りたい』と思うわけなので……」
恭子さん「だったら、どうやって足りるか考えればよろしいんじゃないですか?」
美香さん「そうですよね。お姉さんが言ってくれる言葉なんですが、この身近な人たちもこの方が思っているほど足りてるかどうかわからないですもんね。だからこの方が見えてるだけかもしれませんよねっていうこと」
最後に恭子さんはこんなふうに言葉を残し、回答を締めくくった。
恭子さん「どなたにしても、人生の中での一部しか見えてないんですよ。それをすべてを見たが如くに考えるのは、むしろ邪道ですよね」

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