水沢公園 桜咲く 奥州 まつり開催、花見食堂も

開花宣言された水沢公園で、咲き始めたソメイヨシノを眺める園児

 奥州市は6日、同市水沢中上野町の水沢公園内のソメイヨシノの開花を宣言した。過去最速の3月29日に開花した2023年より8日遅く、平年より5日早い。同市では「1週間後には見頃を迎える。桜まつりでは花見食堂も5年ぶりに再開したので、多くの方に楽しんでもらいたい」としている。

 同公園は、1878(明治11)年ごろに放浪の画家・蓑虫山人が設計したとされ、エドヒガン、ベニヒガン、シダレヒガンなど樹齢300年を超える「ヒガン系桜樹群」は県の天然記念物に指定されている。同市では公園内のソメイヨシノを基準木として開花宣言を行っている。

© 岩手日日新聞社