十両濃厚も「精いっぱい」 遠藤来社、5月場所へ決意

来場所の意気込みを語る遠藤=北國新聞社

 大相撲幕内の遠藤(33)=穴水町出身、金沢学院大附属高OB、追手風部屋=が6日、北國新聞社を訪れ、学校法人金沢学院大学学園長の飛田秀一名誉会長と懇談した。5月場所は約8年守ってきた幕内の座から十両に落ちることが濃厚で「できるところまで精いっぱいやりたい」と決意を語った。

 前頭16枚目で臨んだ3月の春場所で5勝10敗と負け越し。遠藤は両膝の古傷は言い訳にせず「好きなこと(相撲)をして飯を食えていることは幸せ」と感謝し、全力を尽くす覚悟を示した。

 2月には地元穴水など能登地区を慰問し「避難者の皆さんが前向きに生活しようとしているのが伝わり、逆に元気をもらった」と振り返った。

© 株式会社北國新聞社