熱ある病児も保育 入善・嶋田医院が施設を新築

嶋田医院敷地内に新築した病児保育施設=入善町高畠

 入善町の病児・病後児保育を受託する嶋田医院(同町高畠)の「子どもデイケア暖家(だんけ)」が6日、リニューアルオープンした。これまで院内の部屋で対応していたが、感染症対策を徹底するため敷地内に平屋建て施設を新築した。8日から熱のある子どもを含め、病児を受け入れる。

 医院は2006年から病後児保育を始め、コロナ禍前までは病児・病後児を合わせ、県内各地から年間200~300人の利用があった。コロナ禍で発熱のある子どもを受け入れられなくなり、陰圧換気設備を完備した独立施設を町、県、国の補助を得て整備した。

 正面玄関とは別に診察室入り口があり、熱のあった場合でも施設内を区分けして利用できる。中央のオープンスペースの周囲に3室配され、定員は6人となっている。

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