ソフトバンクの川村友斗がスタメン抜擢に2安打1打点で応える!谷沢氏「ミート率が高い」

◆ 「まずは一本打てたので、安心しています」

ソフトバンクは6日、敵地での楽天戦に5-4で勝利。プロ初スタメンを飾った川村友斗は先制犠飛含む3打数1安打2打点の活躍でチームを勝利に導いた。

この日の川村は「7番・右翼」でスタメン出場すると、まずは2回に迎えたプロ初打席では二死一塁から楽天先発・荘司康誠が初球に投じた140キロのスプリットを積極的にスイングするも一ゴロに倒れると、続く5回二死でも151キロの直球に空振り三振で抑え込まれてしまう。

しかし0-0の同点で迎えた7回、一死一・三塁のチャンスで打席に立つと、高めのスプリットを逆らわずにはじき返して大きな犠飛を放つ。これまで抑え込まれていた楽天の若きエース候補から放ったプロ初打点は、チームに貴重な先制点をもたらした。

さらに3-2で迎えた9回一死三塁でも左適時打を放ち、プロ初安打・初適時打をマークすると、その後は9回を守護神のロベルト・オスナが抑えてチームも勝利。ヒーローインタビューで川村は「まずは一本打てたので、安心しています」と謙虚に喜びを語った。

同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、チームを3連勝に導いた若武者の活躍が話題に。出演した谷沢健一氏は「コンパクトに反対方向に放った。ミート率が高い」と犠飛・適時打を放った場面についてコメント。

前2打席では凡退に追い込まれていたものの、後半に入りしっかりスイングを修正した24歳の若武者の持ち味を分析し、打撃技術を称賛した。

また同じく出演した笘篠賢治氏は「小久保監督がね、彼が育った地元・仙台で起用した。いいところあるじゃないですか」と大学時代を過ごした思い出の地・仙台でのスタメン抜擢に注視すると、また続けて「そこで本当に貴重な犠牲フライ打って、初ヒットに初タイムリーも生まれてね。本当に貢献しましたよね」と活躍ぶりに目を細めた。

川村は仙台大から21年に育成ドラフトで2位指名を受けてソフトバンクに入団すると、昨季のファーム日本選手権では猛打賞の活躍でMVPを受賞するなど猛アピールを継続。開幕前に緒方理貢、仲田慶介ら“育成三銃士”と同時に支配下登録を掴んでシーズンを迎えていた。

激戦区のソフトバンク野手陣の中で輝きを放った24歳は、この勢いのままスタメン定着までこぎつけられるか。今後も川村の活躍に注目していきたい。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

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