「エンドウは究極の保護シールド」遠藤航はマンUのブラジル代表MFより上!英紙が比較して賛辞「カゼミーロのベストでも彼より...」

昨夏にシュツットガルトからリバプールに加入した遠藤航は、シーズン序盤こそプレミアリーグの水に慣れずに苦しんだものの、昨年12月以降はハイパフォーマンスを披露。いまや不動のアンカーとなった。

その貢献ぶりに現地メディアからも賛辞が贈られている。英紙『The Telegraph』は4月6日付けで、「マウスピースを装着したエンドウは、アレクシス・マカリステルを解き放ったリバプールの予想外の重要な歯車である」と題した記事を掲載。こう伝えている。

「エンドウはリバプールのディフェンダーにとって究極の保護シールドとなった。マウスピースの方が適切かもしれない。この日本代表選手はサッカーの試合ではなく、ボクシングのリングで12ラウンドの準備をしているように見え、その風変わりな魅力がコップのファンを惹きつけている」

同紙は、7日のマンチェスター・ユナイテッド戦を前に、同クラブで同じポジションのブラジル代表カゼミーロと比較。こう見解を示している。

「カゼミーロの移籍金は7000万ポンドであり、レアル・マドリーで稼いでいた週給20万ポンド超からの減給を受け入れた可能性は低い。エンドウは現在の市場レートでは時代にそぐわないほど安く、契約額は1800万ポンドだ」

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記事は「両者とも30代前半だが、今シーズンのエンドウのパフォーマンスは年齢をものともせず、リバプールの中盤に再び活気を与えた。カゼミーロのベストでも彼の背後にあるという余韻が残っている」と続けている。

同メディアは「エネルギー、粘り強さ、テリアのようなポゼッションの回復力は明らかに傑出した特長であるが、リバプールのシーズンに最も大きな影響を与えたのはエンドウの周囲の人々、特に彼の中盤のパートナーである(アレクシス・)マカリステルへの影響である」と続けている。

「エンドウがポジションを確立して以来、リーグ戦過去19試合中欠場はわずか4試合(アジアカップのため3試合)だが、マカリステルは4ゴール・4アシスト、24本のシュートを記録し、完璧にバランスの取れた中盤でその創造的な才能を発揮した」

遠藤の加入効果は、チーム全体に及んでいるのだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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