小学校前の狭い抜け道、平日朝車両通行禁止に 接触事故受け地元要望 京都府亀岡市

市道吉川薭田野線を歩く児童ら。4月から車両は通行禁止になった(亀岡市薭田野町)

 京都市亀岡市薭田野町の薭田野小の前の市道が1日から、平日朝の登校時間帯に一部区間で車両の通行が禁止になった。道幅が狭く児童と車の接触事故が起きたため地元が要望し、通学路の安全性を高めた。

 規制されるのは市道吉川薭田野線で、市道佐伯南中線と交わる丁字路から薭田野神社前までの約500メートル。平日の午前7時半~8時半は自転車や電動キックスケーター、亀岡署が発行する許可証がある車両を除いて通行できない。

 市道は国道372号と並走し、抜け道として通行量が多い。しかし道幅が最少で2.5メートルと狭く、同町自治会によると2年前には登校中の児童が車と接触する事故も起きた。

 同町自治会が同署に相談して2023年度の府民協働型インフラ保全事業に提案し、採択された。違反した場合は2点の減点、反則金7千円(普通車)が科される。

薭田野小の通学路の車両通行禁止区間

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