人質解放「手遅れになる」 イスラエルで大規模デモ

イスラエル中部テルアビブで行われたデモ=6日夜(Anadolu Agency提供・ゲッティ=共同)

 【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザでのイスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘開始から7日で半年となるのを前に、エルサレムや中部テルアビブで6日夜、人質を取り戻すため、ハマスとの即時交渉妥結をネタニヤフ政権に求める大規模デモがあった。市民らは「このままでは手遅れになる」と訴えた。

 戦闘の長期化で犠牲者が増える一方、人質解放の交渉は停滞している。エルサレム中心地に数百人が集まり「今すぐ全員の解放を」と叫んだ。仮設ステージの上で人質家族の支援者がマイクを握り「帰ってくると信じよう」と呼びかけた。

 大勢が自分の親族ではない人質の写真を手にした。

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