ベテランの味全開!毎回安打を浴びながらも無失点ピッチングを披露した涌井秀章に谷沢健一氏「その後の処置が非常に冷静」と絶賛

◆ プロ1年目から20年連続勝利を達成

中日が広島相手に4-0と完勝。昨日に続く完封劇で、貯金は昨年の開幕戦以来の1となった。この日はベテラン右腕の粘りのピッチングが勝利へ直結した。

今シーズン2度目の先発のマウンドに上った涌井秀章は、初回からランナー2人を許すも後続を断ちスタートすると、その後も毎回安打を打たれながらも要所を締める老獪なピッチングを披露。無失点のまま7回に入り、先頭の田村俊介にスリーベースヒットとピンチの場面で、続く菊池涼介をファールフライで1つアウトを取ったところで、お役御免となった。後を継いだ中日投手陣も広島打線にホームを踏ませず、涌井は嬉しい今季初の白星を手に入れた。

6日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した谷沢健一氏は「ランナーをねもう毎回ヒットで出すんですよ。 だから神経はね、随分使ったと思いますよ」としながらも「ただその後の処置が非常に冷静で、ダブルプレーを取るときはそのコース、コーナーっていうので、これゴロになるであろうというような」と狙い通りの結果に導くコントロールを絶賛。また「上本(崇司)に対して、緩いまさかのカーブですよね。あんな緩いカーブあったかなと思わせるほどの球種でしたね」と豊富な球種と、意表を突くテクニックにも高評価を与えていた。

史上8人目のプロ1年目から20年連続勝利、さらに通算160勝目とメモリアルな日となった涌井秀章。若手からも信頼を得ている右腕は、まだまだ中日に好影響を与えてくれそうだ。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

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