山本由伸 MLB初勝利後に…大谷翔平にハッパ「今永さんからどでかいホームラン打って」

ドジャース初勝利を挙げ、インタビューを受ける山本由伸(中)

ドジャース・山本由伸投手(25)が3戦目の登板となった6日(日本時間7日)のカブス戦(リグレーフィールド)で、メジャー初勝利をモノにした。降板後、ベンチで大谷翔平と並んで4―1と勝利を見届けると、2人で笑顔でグラウンドに飛び出してナインと喜びを分かち合った。

立ち上がりに無死満塁のピンチを招くが三者連続三振で切り抜け、カーブとストレートを駆使して5回を3安打無失点、8奪三振。決定打を許さなかった。山本は「前回に続いて今回もいい投球ができて、無事に初勝利できたので本当にうれしく思います。初回は少しコーナーを狙いすぎて走者をためてしまった。思い切ってストライクゾーンに投げることができてピンチを防げた」と振り返った。

中6日で迎えたマウンドで、東京五輪でチームメートだった鈴木誠也と対戦した。3度の打席で四球、三失、見逃し三振に抑えて勢いを止めた。「シーズン序盤にいきなり対戦できてうれしかった。結果的にはたまたまいいところに行って打ち取れたのでよかった」と胸をなで下ろす。

3月21日のパドレス戦(韓国)で1回5失点の〝大乱調デビュー〟し、30日のカージナルス戦は5回2安打無失点の好投ながら勝ち星がつかず。徐々に本来の投球を取り戻し、3度目の正直でメモリアル白星をつかんだ。

翌7日(同8日)はカブス先発が2勝目を狙う今永昇太投手。「すごく楽しみです。しっかり翔平さんの応援をして、どでかいホームランを打ってほしい」と打撃好調の大谷に笑顔でハッパをかけた。

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