サガン鳥栖のランドセルカバー 県内新小学1年生7千人に配布 

試合前にランドセルカバーが贈られた新1年生たち=鳥栖市の駅前不動産スタジアム

 サッカーJ1サガン鳥栖のマスコットキャラクター「ウィントス」が描かれた黄色のランドセルカバーが、県内の小学校に入学する新1年生約7千人に贈られる。鳥栖市の駅前不動産スタジアムで3日に行われたサガン鳥栖対ヴィッセル神戸戦の試合前に贈呈式があり、県内15地区の代表15人が交通ルールを守ることを誓った。

 配布は、サガン鳥栖の運営会社「サガン・ドリームス」が2014年に鳥栖青年会議所、鳥栖・三養基地区交通安全協会とともに、鳥栖市、三養基郡の新1年生を対象に始めた。16年から県内全域に拡大し、県、県交通安全協会と共同でカバーを製作している。

 贈呈式では、新1年生の15人が「道路には飛び出さない、横断歩道を手を上げて渡る、車や自転車が来てないか確認します」と三つの交通ルールを守ることを誓った。サガン・ドリームスの小柳智之社長、元選手でサガン・リレーションズ・オフィサーの高橋義希さんが「交通安全への意識を高め、地域の方々と一緒に子どもたちの未来を守っていきたい」と話した。三日月小(小城市)に通う藤﨑美帆さんは「(気をつけて登下校し)友達をいっぱいつくり、算数とダンスを頑張る」と抱負を語った。(鶴澤弘樹)

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