人気の「ビーコロ展」、スイッチの装置も 武雄市の県立宇宙科学館 SAGA2024題材も

県内の高校生が製作した装置もある

 武雄市の県立宇宙科学館で、春の企画展「ビーコロ×スイッチ展」が開かれている。ビー玉を転がすと仕掛けが動き、物理の法則や現象が学べる2011年から続く恒例の企画展。今回は暮らしに身近な「スイッチ」を取り上げ、スイッチの動きを利用した装置も楽しむことができる。5月6日まで。

 「ビーコロ装置」は科学館のスタッフが作った17台と、武雄高、佐賀西高など県内の高校生が製作した4台を展示する。国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会(SAGA2024)で行われるボウリングやボッチャを題材にしたものもある。

 「スイッチパラダイス」と名付けたコーナーには200個以上のスイッチを展示。押す、回す、レバーなどのスイッチの違いを体験したり、道路で使用されている発光ダイオード(LED)の信号機を光らせたりすることもできる。

 高校生の頃から、12年にわたり展示に携わる同科学館研究交流グループの北田大樹さん(28)は「ビー玉やスイッチがどう動くと装置が働くのかを、楽しみながら体験してほしい。職員手作りの各種スイッチにも注目してほしい」と来場を呼びかけている。

 開館時間は、平日が午前9時15分から午後5時15分まで。土・日曜、祝日、ゴールデンウイークは午後6時まで。休館日は8、15、22日。観覧料は大人520円、高校生310円、小中学生200円、幼児(4歳以上)100円。

 問い合わせは同科学館、電話0954(20)1666。(澤登滋)

   

SAGA2024をテーマにした装置も
親子でにぎわう企画展「ビーコロ×スイッチ展」。スイッチの動きを利用した装置が楽しめる=武雄市の県立宇宙科学館

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