ウランプハ砂漠で砂防措置と太陽光発電を推進 中国内モンゴル自治区

ウランプハ砂漠で砂防措置と太陽光発電を推進 中国内モンゴル自治区

 【新華社フフホト4月7日】中国内モンゴル自治区林業・草原局はこのほど、国内で8番目に広い砂漠、ウランプハ砂漠にある85万キロワット太陽光発電・生態管理プロジェクト地区で、砂の動きを抑えるため、太陽光パネルの下の地面に稲わらを埋め込む作業を行っていると明らかにした。これは、飛砂防止に役立つ梭梭(ソウソウ)などの低木を植える準備になるという。

 ウランプハ砂漠ではここ数年、太陽光パネルで発電を行い、その下に植物を植え、砂漠化を防ぎ、土壌を改良して農村の振興をけん引する「四位一体」の循環型産業発展モデルを採用。グリーン(環境配慮型)電力を生産するとともに、パネルの列の間に緑の草を植え、パネルの下をオアシスに変えるという「三つの生産融合」を徐々に実現させている。(記者/李雲平)

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