バスケットボール殿堂は4月7日(現地6日)、2024年の殿堂入り13人を発表。資格1年目で殿堂入りしたビンス・カーターや、現在はポートランド・トレイルブレイザーズを率いるチャウンシー・ビラップスHC(ヘッドコーチ)が喜びを口にしている。『AP通信』が伝えた。
8月にマサチューセッツ州スプリングフィールドで表彰される2024年の殿堂入り13人は以下の通り。
■北米委員会選出
チャンシー・ビラップス(元デトロイト・ピストンズほか/選手)
ビンス・カーター(元トロント・ラプターズほか/選手)
マイケル・クーパー(元ロサンゼルス・レイカーズ/選手)
ウォルター・デイビス(元フェニックス・サンズほか/選手)
ボー・ライアン(元ウィスコンシン大学ほか/コーチ)
チャールズ・スミス(高校のコーチ)
■女子委員会選出
サイモン・オーガスタス(WNBAミネソタ・リンクスほか/選手)
■ベテラン委員会選出
ディック・バーネット(元ニューヨーク・ニックスほか/選手)
ハーレイ・レディン(元ウェイランド・バプティスト大学/コーチ)
■インターナショナル選手委員会選出
ミシェル・ティムズ(WNBAフェニックス・マーキュリー/選手)
■功労者委員会選出
ダグ・コリンズ(コーチ・ブロードキャスター)
ハーブ・サイモン(ペイサーズ元オーナー)
ジェリー・ウェスト(エグゼクティブ)
85歳のウェストは、1979年に選手として、2010年に1960年のアメリカ代表オリンピックチームのメンバーとして殿堂入り。そして今回、レイカーズとメンフィス・グリズリーズでのGM(ゼネラルマネージャー)のキャリア、ゴールデンステイト・ウォリアーズとロサンゼルス・クリッパーズでのコンサルタントとしてのキャリアを称える形で、自身3回目の選出となった。
“鳥人”として名を馳せたカーターはリーグ優勝の経験こそないが、オールスター選出8回のほか、通算出場試合数で歴代3位(1541試合)、通算得点数で同21位(2万5728点)を記録。キャリア終盤はロールプレイヤーの役割を受け入れ、ベテランとしてチームを盛り上げた。
カーターは涙を流しながら、殿堂入りに関して「殿堂入りするチャンスを頂いてすごく感謝している。このレベルでは殿堂入りできないと思った日もあった。毎日バスケットボールをするのが楽しかった。本当に嬉しい」と語ったという。
また、2004年にピストンズでリーグ優勝とファイナルMVPに輝いたビラップスHCは、2021年に先に殿堂入りした元同僚ベン・ウォーレスの名前を出しつつ、「ベン(ウォーレス)の表彰式を見ていた。彼が殿堂入りして、私たち全員がそれを果たしたかのように感じていた。それに続くことができた」と喜びを口にしていた。
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