スロバキア大統領にペレグリニ氏 元首相、親欧米候補は敗北

7日、スロバキアの首都ブラチスラバで支持者と話すペレグリニ元首相(ロイター=共同)

 【ベルリン共同】東欧のスロバキアで6日、任期満了に伴う大統領選の決選投票が実施され、欧米メディアによると、隣国ウクライナへの軍事支援を停止したフィツォ首相に近いペレグリニ元首相が接戦を制した。

 開票率99%の段階で、ペレグリニ氏が約53%得票し、対立候補で親欧米のコルチョク元外務・欧州問題相は約47%だった。ロイター通信によると、コルチョク氏は敗北宣言した。

 大統領選は昨年10月に首相に返り咲いたフィツォ政権の評価が争点だった。フィツォ氏に近いペレグリニ氏の大統領就任によって、強権的な政治体制に対する懸念がさらに高まる見通しだ。

© 一般社団法人共同通信社