新入児童の安全願い 6市町村の小学校に交通読本寄贈 青い森信金と三菱製紙八戸

速水悦子会長(右手前)に本を手渡す益子政士理事長(左手前)と井能裕之工場長代理(中央)

 青い森信用金庫(益子政士理事長)と三菱製紙八戸工場(小林裕昭工場長)は4日、八戸地区交通安全協会(速水悦子会長)に「母と子の交通安全読本」2200部を贈った。本は八戸、階上、五戸、おいらせ、六戸、新郷の6市町村にある小学校58校の新1年生に配布される。

 寄贈は1969年から続いており、同信金が印刷費、同工場が紙を提供。八戸警察署が内容を監修し、道路横断の基本やシートベルト着用の大切さ、駐車場の一人歩きの危険性などを解説している。

 同署で開かれた贈呈式では、益子理事長と同工場の井能裕之工場長代理が速水会長に本を手渡した。

 益子理事長は「新1年生が一番気を付けなければいけないのが交通事故。この読本で基本的な交通ルールを学んでほしい」、井能工場長代理は「地域の企業として、地域の宝である子どもを守り、育てることに貢献できたら」と話した。

 これまでに同安協が寄贈を受けた読本は23万3560部に上る。速水会長は「見やすい本なので、家族で一緒に読んでから子どもを学校に送り出してくれたら」と呼び掛けた。【全文】

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