春を彩る蔵開き 江迎・潜龍酒造 新酒の香りと味わい楽しむ 長崎

蔵開きで利き酒を楽しむ来場者=佐世保市江迎町、潜龍酒造

 長崎県佐世保市江迎町の潜龍酒造(山下庄左衛門社長)で6日、恒例の「本陣蔵開き春の陣」が始まり、来場者が搾りたての新酒の味を楽しんでいる。7日まで。
 冬場に仕込んだ新酒が出回るこの時期に開催。酒の試飲や利き酒のコーナーでは午前10時のスタートから日本酒ファンでにぎわった。同町から家族で訪れた銀行員、円能寺章吾さん(46)は「試飲役の姉が、お酒によって味の違いを実感していた。たくさん買ったので、帰ったら早速飲んでみたい」と笑顔で話した。
 蔵開きに合わせ、県指定史跡の本陣屋敷と県指定有形文化財の酛(もと)蔵も一般公開。駐車場に設けられた飲食スペースではサンドイッチのキッチンカーなどが並んだ。
 7日は午前10時~午後4時まで。江迎署による白バイやパトカーの展示をはじめ、江迎獅子舞太鼓の披露がある。

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