防御率は45.00→4.09に急降下! 山本由伸、2戦連続の無双投球に米絶賛!「特別な才能の持ち主」

ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸が現地4月6日、敵地でのシカゴ・カブス戦に先発登板。5回無失点、8奪三振の好投でメジャー初勝利を挙げた。

山本は1、2回に満塁のピンチを迎えるものの、カーブの制球が良く、相手打者を三振に打ち取って、いずれも無失点で切り抜けた。3、4回を三者凡退に抑えると、5回には大谷翔平のレフト前ヒットなどでチャンスを広げたドジャースが、相手のワイルドピッチとマックス・マンシーのタイムリーなどで3点を先制。

山本は5回、初対決となった鈴木誠也からこの日8個目の三振を奪取。三者凡退に抑えてお役御免となった。8回にも1点を追加したドジャースは、カブスの反撃を最終回の1点に抑え、4-1で勝利。山本に待望の初勝利がついた。

この日の山本の投球に目の肥えたドジャース専門メディアの記者たちも絶賛している。『DODGERS NATION』のダグ・マッケイン記者は自身のX(旧ツイッター)で序盤の満塁の場面に触れ、「山本由伸は、最初の2イニングで満塁のピンチを切り抜け、ドジャースでの最高の投球を披露した」とピンチを背負った後の無双ぶりに言及。この日の投球内容(5回、被安打3、0失点、2四球、8奪三振、36CSW%<見送りストライク+空振り/投球数>)とともに、「ヤマモトは特別な才能の持ち主であり、まだ始まったばかりだ」とそのピッチングを称賛した。

同記者はその後の投稿でも、「ヤマモトは最初の先発後に防御率45.00を記録したが、その後の2回の先発で4.09まで下がった」と2試合連続での圧巻投球も評価し、「エリート投手に必要な要素を全て備えている」と激賞。

また、ドジャースをカバーするスポーツライターのノア・カムラス記者もXにおいて「山本由伸は、このカブス戦において2試合連続で圧倒的なパフォーマンスを見せた」と綴り、続けて「彼は対戦した最後の10人を凡退させた」「現在、10イニング連続無失点も達成している」とし、その内容の良さを強調している。

ついに初勝利を手にした山本。ここからさらに勝ち星のペースが上がるのか注目されるところだ。

構成●THE DIGEST編集部

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