V長崎が白星発進! サッカーのプリンスリーグ九州開幕 長総大付高は敗れる

【V・ファーレン長崎U―18―鳥栖U―182nd】前半44分、V長崎のMF内山(右から2人目)が先制点を奪う=島原市営平成町多目的広場

 サッカーの高円宮杯U-18プリンスリーグ九州1部は6日、長崎県島原市営平成町多目的広場などで開幕した。第1節の5試合が行われ、長崎県勢はV・ファーレン長崎U-18がサガン鳥栖U-182ndに2-0で快勝、長崎総合科学大付高は飯塚高(福岡)に0-3で敗れた。
 10チームが参加。11月30日まで総当たりリーグ戦を実施する。上位2チームは高校年代最高峰のプレミアリーグ参入プレーオフの出場権を得る。
 V長崎は前半44分、MF内山とFW浅井の連係から、最後は内山が決めて先制。後半32分にFW宮﨑のパスを受けたFW金ケ瀬が冷静に流し込んで2-0とした。長総大付高は前半3、39分に失点。後半はFW坂本を起点に押し込んだが、31分に追加点を許した。
 第2節は13日、各地で5試合を実施。V長崎は島原市営陸上競技場で九州国際大付高(福岡)、長総大付高は島原市営平成町多目的広場で大津高2ndと対戦する。

【長崎総合科学大付高-飯塚高】後半22分、長総大付高のDF島田(右から2人目)が左CKを頭で合わせる=島原市営平成町多目的広場

◎V長崎 大きかった内山の先制弾

 初のプレミアリーグ昇格を目指すV・ファーレン長崎U-18は、3年連続で開幕戦を白星で飾った。原田監督が「悪い展開の中で前半終了間際の(内山の)1点が大きかった」と振り返ったように、リードして入れた後半は余裕を持って試合を進めて追加点を奪った。
 前半は鳥栖2ndの出足の速さに苦しみ、ボールを保持される時間が続いたが、徐々にサイドを起点に反撃。前半44分、左サイドから鮮やかなパスワークでゴールネットを揺らした。守備陣も無失点で切り抜け、原田監督は「これまで積み上げてきたものを自信持って表現してくれた」と合格点を与えた。
 長崎総合科学大付高は走力とフィジカルの強さを生かして攻めた。FW坂本が空中戦で優位に立ち、CKからDF島田がヘディングシュートを放つなど何度もゴールに迫ったが、得点を奪えなかった。定方監督は「悲観的な内容ではないが、厳しさが足りない。セカンドボールを拾うなど基本の徹底をしないと勝てない」と選手たちの奮起を促していた。

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