看護師目指す61人が入学式 佐世保の専門学校 「不安な気持ち寄り添えるように」

希望を胸に入学式に臨む新入学生=佐世保市、アルカスSASEBO

 長崎県佐世保市平瀬町の市立看護専門学校の入学式が5日、同市三浦町のアルカスSASEBOであり、61人が看護の道を歩み始めた。
 式で早田宏校長が「仲間と目標に向かって着実に歩み、優れた看護師として羽ばたいてほしい」と激励した。新入生を代表して町田さくらさん(18)が「看護学生の自覚を持ち、保健衛生に貢献できるよう努力します」と宣誓。在校生の中島羽菜さん(20)が「実習でやりがいを実感できた。一人で悩まず仲間や先生に相談して」とアドバイスを送った。
 取材に松浦市の山本剛瑠(たける)さん(18)は「看護師の母親が患者と接する姿を見て志した。患者の不安な気持ちに寄り添える看護師になりたい」と意気込みを語った。
 新入生は3年間で座学や実習を重ねる。国家試験合格率は7年連続で100%を達成している。

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