最近、コンビニのコーヒーの値上げが続いています。インスタントコーヒーを家から水筒に入れて持っていく場合、どれくらいの節約になるのでしょうか?

コンビニコーヒー発売開始から値上げの歴史

現在のスタイルでのコンビニコーヒーの中でもよく知られている1つであるセブン-イレブンの「セブンカフェ」は2013年1月にスタートしました。今回は、コンビニの中でもセブン-イレブンにスポットを当てて値上げの歴史を紹介します。

セブン-イレブンでは、セブンカフェのコーヒー発売以来ホット・アイスのいずれもレギュラーサイズが100円で販売してきました。

しかし、コーヒー豆や容器の価格高騰が要因で2022年7月に10円の値上げを実施しました。
そして2024年3月4日には、さらに10円の値上げをして現在は120円で販売されています。

毎日セブン-イレブンでコーヒーを飲む人にとっては、1ヶ月で約300円の負担増です。ただし、セブン-イレブンでは値上げだけでなく、定期的にイベントなどを実施して消費者の負担軽減に努めています。

インスタントコーヒーを水筒で持参する場合の出費額

総務省統計局の「小売物価統計調査(動向編)」によると、2022年の「ネスカフェ ゴールドブレンド」の100グラム単位の価格は東京都の金額で845円です。

インスタントコーヒーは、小さじ1杯(約2グラム)でカップ1杯分の約140mlができます。つまり、845円で50杯分のコーヒーを飲めます。

インスタントコーヒーを持参した場合の節約額

「ネスカフェ ゴールドブレンド」100グラムでつくった140mlのインスタントコーヒーを毎日1杯飲む場合、約50日分です。

一方で、セブンイレブンでレギュラーサイズのコーヒーを50日飲むと、「1杯120円×50日=6000円」です。

したがって、50日分で計算すると、「コンビニコーヒー 6000円 – インスタントコーヒー845円 = 節約額 5155円」になります。つまり、1日あたりの節約額は約103円です。また、1年あたりで計算すると節約額は約3万7600円です。

水筒やお湯を準備する手間や費用などを考慮しても、インスタントコーヒーを持参すれば大きな節約になります。

インスタントコーヒーの魅力

インスタントコーヒーの魅力はいくつもあります。魅力の例は次のとおりです。

__●手軽に飲める
●経済的負担が少ない
●保存できる__

前記で紹介したとおり、コーヒーを飲む人にとってインスタントコーヒーは経済的負担を抑えられます。また、インスタントコーヒーの準備はドリップとは異なり、お湯を注ぐだけです。

さらに、水さえあればインスタントコーヒーは飲めるので、災害時の備蓄品としても役立ちます。したがって、インスタントコーヒーを家から水筒に入れて持っていく価値は大いにあるといえるでしょう。

まとめ

今回は、コンビニコーヒーの値上げの歴史と水筒を持参した場合の節約額について解説しました。

初期費用として水筒代は一時的に負担に感じるかもしれませんが、インスタントコーヒーを持参すれば年間約3万7600円の節約になります。コンビニコーヒーを毎日飲んでいるという人は、コーヒーを水筒に入れて持参してはいかがでしょうか。

出典

セブンカフェ 一部商品の価格見直しに関するお知らせ
総務省統計局 小売物価統計調査 2022年

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

© 株式会社ブレイク・フィールド社