ポステコグルー監督が選手獲得に関して持論展開「CLの試合に心を動かされる選手は望んでいない」

写真:トッテナムを率いるポステコグルー監督

トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督は、UEFAチャンピオンズリーグ出場権(CL)を得た場合のみ、トッテナムに加入したいという選手の獲得には興味がないと語った。イギリス『BBC』電子版が報じている。

ポステコグルー監督が今シーズンから指揮を執るトッテナムは、昨夏にジェイムズ・マディソン、ミッキー・ファン・デ・フェン、ブレナン・ジョンソンなどを獲得。DFラインを常に高い位置に設定し、攻撃的な姿勢を貫くスタイルで序盤戦では首位に立つなど、プレミアリーグを席巻した。

来季からCLの大会フォーマットが変更され、出場チーム数の拡大により、イングランドは上位5チームの参加が濃厚となっている。現在トッテナムはプレミアリーグで5位につけており、来季のCL出場権を4位アストンヴィラ、6位マンチェスター・ユナイテッドと争っている。

ポステコグルー監督は「トッテナムに来たいと望む選手が欲しい」と語り、自身のサッカースタイルに合致する選手の獲得を望んでいるようだ。

「CLの試合に心を動かされる選手は望んでいない。なぜなら彼らはトッテナムに来たいのではなく、CLでプレーしたいからだ」

「我々は特定の選手を望んでいる。これまで2度の移籍市場を経験したが、CLに出場していないにもかかわらず、私が望む選手をこのクラブに連れてくるのに何の問題もなかった」

CLに出場することで、多額の放映権料と賞金を受け取り、移籍市場で資金を投入できることになる。しかしポステコグルー監督は、チーム編成において自身のスタイルを確立することが重要事項と考えている。

「私の役割はCL出場の経済的プレッシャーを心配することではなく、CLで競争でき、プレミアリーグで向上し続けることができるチームを作ることだ。CLに出場できるかどうかは、どれだけお金を稼ぐかではない」

「そのお金で何をするかが重要だ。他クラブの半分の資金だとしても、うまく使うことができれば勝つことができる」

次戦トッテナムは現地時間4月7日、ノッティンガム・フォレスト戦を控える。4位アストンヴィラと消化試合が2試合少ないトッテナム。現在アストンヴィラと勝ち点差が“3”で勝てば4位に浮上する試合となる。

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