『イッテQ』U29新メンバー募集に「手越祐也は戻れないのか」 山P、錦戸続々復帰のなかローカルタレント化が止まらない

手越祐也、山下智久、錦戸亮(C)ピンズバNEWS

4月6日より、『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)の4週連続スピンオフ番組『イッテQ! 新メンバー発掘プロジェクト』(土曜昼2時30分~)がスタートした。

『イッテQ』は、秘密裏に29歳以下の新メンバー候補を募集していたという。このスピンオフでは、エントリー総数約800人から選ばれた候補生がウッチャンナンチャン・内村光良(59)、イモトアヤコ(38)、みやぞん(38)の前で自己PRを行ない、お試しロケにも挑戦する。

6日放送回で発表されたのは候補生は7名。

女性タレントはいわたまあり(25)、辻加純(通称『きゃすみる』/17)塚本恋乃葉(19)、お笑いコンビ足腰げんき教室・うちだすぺしゃるはーたみん(24)の4名。

男性タレントはお笑いコンビ鬼ぷりん・大石大祐(28)、才川コージ(29)、澤井一希(27)の3名。

《果たして、7人の中から日曜ゴールデンの本放送に抜擢されるメンバーはいるのか》という文句から、さらにメンバーが絞り込まれることになりそうだ。

「大人気番組『イッテQ!』ですが、出演者の高齢化が指摘されていて、番組内でもよくネタにされています。以前から若返りは意識していて、まかろにステーションのギャビンさん(29)や、沖縄でネイチャーガイドをしている人気YouTuberで“沖縄のターザン”のキジー(Kidzy)さんを起用したこともありました。今回さらに踏み込んだ選抜企画を行なう、ということですよね」(芸能プロ関係者)

『新メンバー発掘プロジェクト』には期待の声もある一方で、公式X(旧ツイッター)やインスタグラムには元NEWSで、番組開始当初(2007)から2020年5月までレギュラーだった手越祐也(36)の名前が上がっているのだ。

《手越くんでいい!手越くんをもどして》
《U29で区切って、手越くんはないよって暗に言われてるみたいで悲しいよ》
《手越くんをもう一度キャスティングしてください》

と、手越の復活を願う声や、”やっぱり戻れないのか”といった落胆する声が多く寄せられている。

「手越さんは2020年3月時点で旧ジャニーズ事務所からの独立を決めていましたが、コロナ禍での夜間外出が2度報じられ、5月に活動休止処分に。本人の意向で退所を6月に早めた結果、『イッテQ』もそのまま降板となった――そんな経緯があります。

決して円満とは言い難い辞め方だったこと、何より少し前まで、“辞めジャニ”は主要民放キー局には出られない空気感だったため、手越さんが『イッテQ』に戻ることはない、と言われてきました」(前同)

■旧ジャニーズ崩壊で辞めジャニの出演ラッシュが続くが…

手越はいまだ『イッテQ』カムバックを果たせていないが、旧ジャニーズ事務所は昨年9月にジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題を認めたことで崩壊。同事務所への忖度も消滅した。それにより、ここにきて“辞めジャニ”のテレビ出演が増加している。

元関ジャニ∞(現SUPER EIGHT)で2019年9月末に退所した錦戸亮(39)は、1月クール放送の阿部サダヲ(53)主演、宮藤官九郎氏(53)脚本の連続ドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)にゲスト出演し、退所後初、5年ぶりに民放連ドラに出演。

さらに4月11日スタートの赤楚衛二(30)主演の連ドラ『Re:リベンジ-欲望の果てに-』(フジテレビ系)にて、錦戸は連ドラレギュラー復帰も果たす。

また、20年10月末に退所した山下智久(38)は、手越と同じく“不祥事で謹慎中に強引に辞めた”という経緯があるが、4月24日スタートの主演ドラマ『ブルーモーメント』(フジテレビ系)で、5年ぶりの民放連ドラ出演が控えている。

滝沢秀明氏(41)が立ち上げたエンターテインメント会社「TOBE」は辞めジャニの集まりだが、同社のタレントも多くの地上波番組に出演している。

昨年8月退所の元Kis-My-Ft2の北山宏光(38)は、4月5日深夜に主演ドラマ『君が獣になる前に』(テレビ東京系)がスタートしている。

Number_iの平野紫耀(27)、岸優太(28)、神宮寺勇太(26)に至っては、4月1日放送の『CDTVライブ!ライブ!』で現役の旧ジャニーズグループであるTravis Japanとの共演も果たした。

「辞めジャニが問題なくテレビに出演できる状態でありながら、手越さんにはそうした話が聞こえてこないばかりか、“古巣”である『イッテQ』はフレッシュで若い29歳以下のタレントを募集し始めている。手越さんは若々しいしパワフルですが、今年11月で37歳。もうアラフォーに近いですからね。出演者の若返りが必要な『イッテQ』が若い戦力を欲するのは当然でしょうが、ますます手越さんが戻れる番組はなくなってきている感じですよね。

他方で、手越さんはあくまで東京のキー局に出ていないだけで、地方のローカル局には精力的に出演中。ローカルタレント路線に舵を切っている感もあります」(前出の芸能プロ関係者)

■ローカルタレント化が進む

手越は、昨年3月からテレ玉で冠レギュラー番組『ちぃたん☆と手越祐也のホンキでいきます(仮)』を持っているほか、これまでBSS山陰放送(鳥取・島根)、RKB毎日放送(福岡)、テレビ神奈川、福島テレビなど日本各地の番組に出演。

特に福島では2021年3月から農業プロジェクト「手越村プロジェクト」を立ち上げ、現地の中学校の卒業式にサプライズ登場するなど、精力的に活動している。

「埼玉と福島での仕事は特に多いようですが、キー局との距離は離れるばかりの感じも……。

ただ、芸能界は、1つの仕事で大きく変わってきますよね。錦戸さんはクドカン作品の常連であることから23年6月に『離婚しようよ』(Netflix)に起用された結果、素晴らしい存在感を発揮して大きな話題に。そのままの勢いで『ふてほど』でキー局復帰も果たしましたよね。

手越さんはライブに内村さんからのフラワースタンドが届いたり、ライブに訪れたデヴィ夫人(84)とのツーショットをインスタグラムに投稿したりと、退所後も『イッテQ』ファミリーとの関係は良好です。手越さんもきっかけひとつで、キー局の番組に復帰して、いつか『イッテQ』に出る日もあるのでは、と思われますが……」(前同)

ジャニーズが消滅し、辞めジャニが勢いに乗るなか、手越にも追い風が吹くか。

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