「中欧班列」東ルートの運行本数、1~3月は同期の過去最高

「中欧班列」東ルートの運行本数、1~3月は同期の過去最高

黒竜江省綏芬河鉄道口岸駅の操車場。(2023年3月28日、小型無人機から、ハルビン=新華社記者/曲芸偉)

 【新華社ハルビン4月7日】中国国家鉄路集団が管轄する中国鉄路ハルビン局集団はこのほど、中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車「中欧班列」の東ルートについて、今年1~3月に内モンゴル自治区・満洲里口岸(通関地)と黒竜江省・綏芬河(すいふんが)口岸、同江鉄道口岸を経由した列車が前年同期比7.6%増の1443本、貨物輸送量が6.9%増の15万1千TEU(20フィートコンテナ換算)となり、同じ時期として過去最多を記録したと明らかにした。

 黒竜江省は1~3月に満洲里口岸からオランダへの直通列車の運行を開始した。満洲里駅は鉄道口岸の列車の引継ぎが円滑というチャンスを生かし、運行本数を増加し、口岸の輸出量を引き上げた。綏芬河鉄道口岸では1月の運行本数が前年同月比28.8%増の94本と、同じ時期として過去最多となった。同江鉄道口岸は月平均運行本数が2.7倍になり、大幅な増加を実現した。

 中欧班列東ルートは現時点で欧州の14カ国、国内60数都市に通じ、運行路線は24路線に上る。輸送品の品目は電器や日用品、産業機械、農産加工品など12カテゴリーに及んでいる。

© 新華社