ガーディアンズ・ビーバーがトミー・ジョン手術へ 2020年CY賞

日本時間4月7日、ガーディアンズはエース右腕のシェーン・ビーバーが右ひじの内側側副靭帯を再建する手術(トミー・ジョン手術)を受ける予定であることを発表した。昨季、右ひじの炎症で長期離脱したビーバーは、今季2試合に先発して2勝0敗、12イニング無失点と最高のスタートを切っていたが、今季の残り試合を欠場することに。ガーディアンズにとって大きな痛手であることはもちろん、今季終了後にFAとなるビーバーにとっても大打撃となる。なお、ガーディアンズは現在、キース・マイスター医師と手術の日時について調整を行っているようだ。

現在28歳のビーバーは2018年にメジャーデビューしていきなり11勝を挙げ、翌2019年には15勝8敗、防御率3.28、259奪三振の好成績をマーク。初出場したオールスター・ゲームではMVPに選出された。メジャー3年目の2020年は60試合制の短縮シーズンのなかで8勝1敗、防御率1.63、122奪三振という素晴らしい成績を残し、サイ・ヤング賞を受賞。2022年は自身2度目の200イニングを達成し、13勝8敗、防御率2.88、198奪三振を記録した。

昨季は右ひじの状態が思わしくなく、21先発で6勝6敗、防御率3.80、107奪三振と低調なシーズンに。4シームの平均球速は91.3マイルまで低下し、奪三振率7.52も自己ワーストだった。しかし、今季は開幕からの2先発で2勝0敗、合計12イニングを無失点、20奪三振に対してわずか1四球という最高のスタート。完全復活が期待されたが、FAを控えた重要なシーズンは2試合に登板しただけで終了となってしまった。

ビーバーは今季の開幕戦に登板したあと、通常よりも右ひじの疲労具合が大きかったという。登板を1日遅らせることも検討されたが、最終的には通常通りの中4日で先発。右ひじの違和感は継続していたため、検査を受けた結果、右ひじの靭帯にダメージがあることが判明した。その後、セカンド・オピニオンを得て、手術を受けることが決定されたようだ。

ガーディアンズはギャビン・ウィリアムスも右ひじの不調で出遅れているため、先発2枚を欠く事態に。現在はウィリアムスに代わってベテランのカルロス・カラスコがローテ入りしており、ビーバーの代役にはロングリリーフ要員として開幕ロースター入りしたタイラー・ビーディの起用が有力視される。

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