[7]<私を見下す勝ち組女子>友達なんかじゃなかった。みんなの前で笑いもの「貧乏だから」|ママ広場マンガ

前の話
高校時代カースト上位にいた桜子。普段あまり話すことはなかったけどある日の放課後・・・
当時好きだったガールズバンドのキーホルダーをスクールバッグにつけており、それに気づいて話しかけてくれた桜子。
「ともみそのバンド好きなの?」「うん、そうなんだ~」
「そのバンド私も好き!みんなあんまり知らくて・・・今度一緒にライブいかない?」
こうして私達は仲良くなった。
ある日、桜子にバーベキューに誘われた。お父さんの会社の人や友人が来る堅苦しくないものだそう。
「そっか、じゃあ、行こうかな!」「ありがと~!当日は動きやすい服装できてね。」「わかったー」
友達とバーベキューが初めてだったともみは、その日を楽しみにしていた。
そしてバーベキュー当日。
桜子の家は思っていたよりずっと豪邸で、ドキドキしながら入った。すると、かわいいワンピースを着た桜子を発見。
今日バーベキューだよね?と違和感を覚えながら桜子に話しかけた。
「ともみー!待ってた!ちょっとバタバタしちゃって申し訳ないんだけど手伝ってくれる?」

私を見下す勝ち組女子[7]桜子の優しさ。

会場に行くと、ラフなバーベキューではなく場違いなほど煌びやかな立食パーティー。
立ち尽くしていると、スタッフの人に「きみがお手伝いの人?」となにか勘違いしているよう。
スタッフさん達はみんなバタバタしておりその様子を見て手伝う事を決めたともみ。

「ともみ~!こっちこっち!」遠くの方で桜子が呼ぶ声が。
近くへ駆け寄ると「みんな紹介するね!」と言い出して・・・

「同級生のともみ!今日はお手伝いに来てくれたの~」
「へ~バイト?」

「そうだよ!お家が貧乏だからライブに行くためにお金稼がないといけないんだ!ね?ともみ!」
それを聞いた瞬間、私は桜子が沢山の人の前で私をバカにするために誘ったのだと気づいた。

あの時の話・・・

「ともみ今日もバイト?」
「うん。ライブに行きたいからバイト頑張ってるんだ~」
「ママかパパに出して貰えばいいじゃん。」
「好きなものは自分で稼いだお金で行きたいから。」
今、思えばこの時のセリフが桜子の癇に障ったのかもしれません。

「ありがと・・助かる。」
「私、優しいでしょ~」

続きます

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※ストーリーは実話を元にした創作マンガです。
※登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
※この記事は過去に公開したものを再掲してしています。

脚本・編集:ママ広場編集部 作画:dechi

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