山本由伸は「名画を描いた」とお洒落に絶賛 MLB公式が8K初勝利に「まさに3年連続3冠の理由だ」

メジャー初勝利を挙げたドジャース・山本由伸【写真:ロイター】

敵地カブス戦でメジャー初勝利

米大リーグ・ドジャースの山本由伸投手が6日(日本時間7日)、敵地カブス戦に先発し、5回3安打無失点、渡米後自己最多の8奪三振でメジャー初勝利を挙げた。4-1の勝利に導いた好投をMLB公式サイトも絶賛。“アーティスト”になぞらえた指揮官の言葉を借りつつ、「メジャーリーグのレベルで最新の名画を描いた」と独特の表現で称えている。

芸術的な投球を披露した。山本は初回に無死満塁のピンチを3者連続三振で脱出。2回も2死満塁と窮地に立たされたが、見逃し三振で雄叫びを上げた。MLB公式サイトは「ヤマモトの最新の名作:メジャー初勝利で8奪三振」と題する記事を掲載。「これがカブスにとってほとんど最後のチャンスだった」と、その後は10者連続でアウトを奪うなど完全に立ち直ったことを伝えた。

5回3安打2四球で無失点、渡米後自己最多の8奪三振を記録した。記事では「97マイル(約156.1キロ)のフォーシームと、特に右投手ではすでにリーグ最高レベルのカーブを中心に成功を収めた」と好投の要因を挙げた。敵将のクレイグ・カウンセル監督の談話も紹介。「優れた変化球があり、全てが揃っている。優れた球種が4つもあるんだ。彼と対戦するのは間違いなく難題になるよ」と脱帽だ。

記事では、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が試合前に「(山本を)アーティストと表現していた」と紹介。「その数時間後、ヤマモトはメジャーリーグのレベルで最新の名画を描いた」と芸術家になぞらえながらお洒落に絶賛した。韓国でのメジャー初登板は初回5失点で降板。「しかし、ここ2試合では、NPBで3年連続投手3冠を獲得した理由をまさに示している」と称えた。

THE ANSWER編集部

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