杉村太蔵氏 自民党裏金処分に「検察や国税庁の処分の基準はどうなっているのか」

杉村太蔵氏

7日放送の「サンデージャポン」(TBS系)は自民党が裏金問題で議員らの処分を行った件について特集。処分基準が不明確だとして出演者らから不満の声が上がった。

自民党は裏金問題で39人の処分を決定。特に重いのは安倍派の座長だった塩谷立元文科相と世耕弘成前参院幹事長の「離党勧告」だった。安倍派幹部ではほかに、下村博文元文科相と西村康稔前経産相が「党員資格停止1年」、高木毅前国対委員長が「党員資格停止6か月」、松野博一前官房長官と萩生田光一前政調会長が「党の役職停止1年」となり、明暗が分かれている。

出演者から岸田文雄首相に処分がないことや、処分基準が分かりにくいことなどに苦言が呈される中、元自民党衆院議員の杉村太蔵氏は「離党勧告が2人に出ましたが、中にいた人間からすると厳しい処分だ。ご本人たちに刑事責任は問われていない状況での離党勧告は、これまでの処分の中だと厳しい」と話した。

続けて、「ひとつ思うのはこれだけの不記載があって自民党の処分の基準も分からないけど、検察とか国税庁の処分の基準はどうなっているのかな。まだ検察の捜査が終わってなくて、6月の国会閉幕から秋の臨時国会の間に検察がなんら立件なかったら刑事的には問題ないんじゃないか。そこまではまだ分かんないって印象を持っています」と、捜査継続の可能性を指摘していた。

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