結婚式彩る「カラー」出荷ピーク 京都府城陽市は関西を代表する産地

結婚式のブーケなどで人気のある花・カラーの出荷が、城陽市でピークを迎えています。城陽市の森島平兵衛農園では、代表の森島範紘さんらがウェディングマーチという品種を収穫しています。城陽市では豊富な地下水や京阪神の大消費地に近いメリットを生かし、7戸の農家が年間およそ20万本を超えるカラーを出荷し、関西を代表する産地となっています。カラーは、サトイモ科の多年草で、苞(ほう)と呼ばれる白い部分が大きな花びらのように見え優雅な雰囲気を醸します。純白のカラーは、結婚式のブーケなどで人気があり、そのエレガントな雰囲気から大きな生け込みに使われるなど、用途は広がる一方だということです。作業場では、カラーを50cmあまりの長さに揃えたあと、5本1組に束ねる作業をおこない、等級別に箱詰めしていきます。カラーの出荷は5月頃まで続き、新郎新婦の晴れ舞台を華やかに彩ります。

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