「権利侵害は徒労に終わる」フィリピン船の鱟藤礁侵入で中国海警局

「権利侵害は徒労に終わる」フィリピン船の鱟藤礁侵入で中国海警局

中国海警局のホームページのスクリーンショット。(資料写真、北京=新華社配信)

 【新華社北京4月7日】中国海警局の甘羽(かん・う)報道官は6日、フィリピンの船舶が中国南沙群島の鱟藤(こうとう)礁周辺海域で不法に活動したことを受け、「いかなる権利侵害も徒労に終わる」との談話を発表した。甘氏の談話は次の通り。

 フィリピンは4日、複数の船舶を組織して鱟藤礁周辺海域で不法な活動を行った。中国海警は法律・規則に基づき処置し、現場の対応は専門的かつ規範的だった。

 中国は鱟藤礁を含む南沙群島と周辺海域に対して争う余地のない主権を有している。フィリピンの公船はいわゆる「漁業保護」を隠れみのに不法な権利侵害と挑発を行い、メディアを動員した意図的な扇動により世論を誘導し、南中国海の安定を破壊し続けている。われわれはフィリピンに対し、いかなる権利侵害のやり口も徒労に終わると警告する。

 中国海警は法に基づき中国の管轄海域で権利維持のための法執行を続け、領土主権と海洋権益を断固として守る。

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