三好市山城町の神社で弓を射て五穀豊穣などを祈願する百手祭(ももてまつり)行われる

三好市山城町の神社で弓を射て五穀豊穣などを祈願する百手祭がおこなわれました。

三好市山城町下名地区にある熊野神社と両皇神社では4月の第一土曜日と日曜日に百手祭を行っています。

6日、熊野神社で行われた祭りには地域住民など約20人が集まり弓を射る射児士と呼ばれる裃・袴姿の12人の氏子が約20メートル先の的や扇ををめがけてつぎつぎと矢を放っていきました。

百手祭は江戸時代に行われた阿波藩の武士の鍛錬が始まりとされていて今では五穀豊穣や家内安全を願う行事として受け継がれています。

射児士が見事、的を射抜くと歓声が上がっていました。

射児士として初めて参加した人は「思ったよりはすごく難しかったけど(結果は)まあまあかなと思った」と話していました。

この百手祭、今日は両皇神社で行われ、合わせて2千本以上の矢が放たれます。

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