皿にラップ張って叩いたら“謎の民族音楽”になった ⇒「ほんとにいい音で笑った」「弘法筆を選ばず」と2.1万いいね

どこの家庭にもある普通のお皿。そこへラップを貼ってから、簡易的なドラムのようにして叩いてみたら……とても良い音が鳴りました! そんな、ちょっと変わった「お皿ドラム」の動画が話題です。

3月31日、X(旧Twitter)にすくろーす(@s_c12h22o11 )さんが動画を投稿すると、「ほんとにいい音で笑った」「17秒なのに満足感がすごい」「弘法筆を選ばず」と大絶賛。すぐに、2万1000件を超える「いいね」が集まりました。
すくろーすさんがお皿を叩くと、そこから流れてきたのは、まるで民族音楽のような素敵なリズム。コンガなどの打楽器を叩いたような、味のある音が聞こえてきます。

よく見ると、バチじゃなくて割りばしで叩いてます!

「皿にラップ張ったやつを叩いて加工したら普通に良い音になった」の動画の一部(すくろーすさんのXより) / Via Twitter: @s_c12h22o11

お皿が奏でる音そのものにも驚きますが、自分自身でも音楽活動をしているというだけあり、音を引き出しているすくろーすさんの演奏テクニックも素晴らしい動画です。
💬 「ジャングルの中で戦闘が始まる前に流れる系の曲」
💬 「聴いたら頭の中でドンキーコング出てきた」
💬 「聖剣伝説のBGMに出てきそうなやつだ」
💬 「PS2時代の奇ゲーのオープニングとかで流れそうなドラム」
SNSでは、民族音楽風なゲームやアニメのBGM。ホテルのロビーなどで流れるリラクゼーション音楽を思い浮かべた人も多く、さまざまな曲が挙げられていました。

すくろーすさんにお話を伺ってみました。

――なぜ、皿にラップを貼って叩く演奏の動画を撮影しようと思ったのでしょうか?
「通常の用途で皿にラップを張っていた時に、太鼓っぽく見えてきたからです」
――実際に演奏してみて、想像とは異なりましたか?
「想像よりも良い音でした」
――非常にリズミカルな演奏ですが、ドラムやパーカッションの経験はありますか?
「ドラム・パーカッション類を含め数十種類の楽器経験がありますが、メインにしている楽器はピアノです」
――音を加工したというのは「イコライザで低音持ち上げたり、リバーブを掛けた」というだけで、大きく加工したわけではないのでしょうか?
「低音に関しては、そのままだと足りないのでかなり持ち上げています。イコライザとリバーブ以外にも微調整でいくつかのエフェクターを使いましたが、音色を大きく変えるような処理はその2つだけです」
・・・・・・
お皿を使ったドラムは、その後さらに改良。輪ゴムとティッシュを足してから演奏した動画も投稿されています。

すくろーすさんは、この動画について「音色にバリエーションが生まれ、演奏方法によってはドラムセットのような表現が出来るポテンシャルを感じました」と語ってくれました。
身近にある物でも、工夫次第で楽器として使えることに、あらためて気づかせてくれる動画ですね。

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