「大谷翔平がかっさらう!」あの男が栗山前監督に明かした重圧と苦悩のウラ側

侍ジャパンの栗山英樹前監督が爆笑問題・太田光さんと対談し、2023年のWBCで大会前半、不振にあえいだ村上宗隆選手が打ち明けたという重圧の真相を明かしました。

【写真】大谷翔平について語る太田光、栗山英樹

苦しみ抜いた「4番村上」への想い…

対談の話題がWBCにも及ぶと、太田さんが、不調のまま準決勝でも4番を任された村上選手について…

太田:メキシコ戦の時の村上、相当苦しんだじゃないですか。栗山監督としてはあれどう見てたんですか?

栗山:実は11月に、初めて村上選手と同じユニフォームを着て、監督として彼を見ていた。
もちろん能力も凄いんですけど、信念・考え方がものすごく理論的だし、はっきりしていて「この子すごいな」って、この子は日本を代表するバッターになるという確信が持てたので。

栗山さんは村上選手を信じて、4番での起用を続けていたと語りますが、長引く不調には・・・

栗山:ただ打つ時期が、大会終わってからになっちゃう可能性がある。ですから、監督としては打順を変えた方がいいとか、色々なこと考えますし、僕個人としては絶対村上と心中だってどこか思っているんですよ。

と、初めて同じユニフォームで戦って以来の揺るがない信頼とともに、監督としての難しさを明かしましたが、最近になって…

「大谷さんが全部かっさらったあと…」

栗山: この前、村上選手と食事しながら「ムネさあ、これ本当に何が悪かったのかな俺?」って「監督言っていいですか?確かに僕も調子悪かったんですけど、監督打順が逆っす」とか言って(笑)。

3番大谷、4番村上という打順の厳しさを「逆っす」と伝えられたと言います。

これには、太田さんも爆笑!さらに、栗山さんは…

栗山:ムネ曰く「いや目の前で大谷さんが全部かっさらったあとに、打席に行く時の空気が全然違うんです」って。いつも集中して入るのが、ふわあみたいな。
「そうかムネ、俺の思い逆かあ」と思って、そういう話を冗談も含めてですけど、選手の気持ちとしたらそれも分かりますし。個人としては絶対ムネと心中したいという思いが強かったですね。

(BSフジ『太田光のテレビの向こうで』2024年4月7日放送より)

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