「さあ、これからだぜ!」大谷翔平“逆境でのモチベーション”を侍ジャパン栗山英樹WBC前監督が語る

侍ジャパンの栗山英樹前監督が爆笑問題・太田光さんと対談し、逆転サヨナラ勝利をおさめたWBC準決勝での大谷翔平選手たちの「強さの秘密」を明かしました。

【写真】大谷翔平について語る太田光、栗山英樹

大谷翔平はONふたりを併せ持つ存在

太田光さんの対談番組『太田光のテレビの向こうで』に出演した栗山さん。

対談では、1年前、日本中が熱狂したWBCの舞台裏に話が及びました。

太田さんが逆転サヨナラ勝利の口火を切った大谷翔平選手のツーベースヒットのシーンについて・・・

太田:大谷がメキシコ戦でね、一打サヨナラのチャンスを作るじゃないですか。あの時に塁を回った時にヘルメットをパーンと取るじゃないですか。
あれって、やっぱり長嶋さん的なパフォーマンス、王さんの要素と長嶋さんの要素どっちも持ってる。そういうとこあんのかなって。

と、往年のミスタープロ野球・長嶋茂雄さんと世界のホームラン王・王貞治さんの要素をあわせもっているのが大谷翔平選手だと話すと・・・

栗山:たぶんですけど、どういうふうな姿を見せたら、皆さんが喜んでくれるか野球のためになるのか。そこはベースにはしっかりあると思います、彼は。

本人に聞いたことはないとしながらも、栗山さんも同意しました。

侍ジャパンの強さは、チャンピオンが挑戦者になれること

さらに、逆転につなげた侍ジャパンの強さを太田さんなりの分析を披露すると・・・

太田:(侍ジャパンの選手は)全員チャンピオンじゃないですか。だけど逆転されてピンチになった時にチャンピオンでありながら、挑戦者の気持ちにもう一回なるじゃないですか。それが強いんじゃないかという気がするんですよね。

栗山:「さあ、みんなこれだけ苦しんで面白くなってきたね」みたいな感じですよね。翔平たちはそんな感じです。
僕らが選手の時には「ああ、なんとかしなきゃなんとかしなきゃ」と思っちゃってたんですよ。やっぱ上に行く人って、一番苦しい時の苦しさはあるんですけど、ワクワク感ってちょっとどこか持っていないと、萎縮しちゃいますよね。
ああいいこと聞いた。それは選手に持っていてほしいですね。

栗山さんは自らの選手時代も思い返しながら、太田さんの意見に共感。監督として率いた侍メンバーの強さを、改めて感じた様子でした。

(BSフジ『太田光のテレビの向こうで』2024年4月7日放送より)

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