「交通事故なし」安全宣言 日ハム・稲葉篤紀2軍監督が一日署長 鎌ケ谷

一日署長を委嘱された稲葉監督(左)。右は掛谷署長=6日、鎌ケ谷市

 千葉県警鎌ケ谷署は、春の全国交通安全運動が始まった6日、プロ野球・北海道日本ハムファイターズの稲葉篤紀2軍監督を一日署長に委嘱し、出動式を行った。稲葉監督は鎌ケ谷市名産の梨にちなみ「交通事故『なし』の里・鎌ケ谷を目指す」と交通安全を宣言した。

 出動式は球団の2軍本拠地のファイターズ鎌ケ谷スタジアム(同市中沢)前で開催。ユニホーム姿の稲葉監督は掛谷尚史署長から委嘱状を受けると「悲しい死亡事故を防止するためには鎌ケ谷市民が一丸となって交通安全に取り組むことが必要」と述べ、安全宣言した。

 式には芝田裕美市長や地区の交通安全協会長ら約40人が参加。掛谷署長は、今年1月から今月5日までの県内交通事故死者数が39人で、全国ワースト級と指摘し「交通事故のない、犯罪のない鎌ケ谷は市民一人一人の願いだ」と訴えた。出動式後の楽天との公式戦では、掛谷署長が始球式を行った。

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