花巻北高生が携わる、超小型人工衛星が完成 秋に宇宙へ

超小型人工衛星「YODAKA」のイメージ(アークエッジ・スペース提供)

 岩手県花巻市の花巻北高(佐々木信明校長、生徒675人)の生徒が開発に携わった超小型人工衛星が完成した。宮沢賢治の童話から「YODAKA(ヨダカ)」と生徒が命名し、今秋の打ち上げが計画されている。21日は地元で原寸大模型(10センチ×20センチ×30センチ)のお披露目会を開催。「宇宙のまち花巻」の機運を高め、打ち上げ成功を願う。

 ヨダカは同市の合同会社SPACE VALUE(スペース バリュー)、東京の宇宙産業総合サービスSpace BD(スペース ビーディー)、衛星開発事業アークエッジ・スペースの3社が企画・開発し、今月初めに完成した。

 21日は、花巻市若葉町の市文化会館で模型を披露する。打ち上げ成功を願い、手と足を広げて飛ぶ「スタージャンプ」を行う。リレー形式で最多人数のギネス世界記録にも挑戦する。

 21日の参加は専用フォームで受け付ける。無料だが、先着順で定員500人。問い合わせは同社(s.nishi@space-bd.com)へ。

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