かつてチェルシーやアーセナル、バルセロナなどで活躍したセスク・ファブレガス氏が、イングランド代表MFのコール・パーマーを称賛した。
昨夏マンチェスター・シティからチェルシーに移籍したパーマーは、瞬く間にチームの中心選手となった。チェルシーに移籍して以降、公式戦37試合で19G12Aと中位で苦しむチェルシーで気を吐いており、前節のマンチェスター・ユナイテッド戦ではハットトリックで勝利に貢献した。
セスク・ファブレガス氏は今季素晴らしい活躍を見せるパーマーを、BBCのポッドキャスト番組『Planet Premier League』にて称賛。マンチェスター・シティからチェルシーへの移籍を「少し驚いた」とし、過去を回想している。
「(昨シーズンの)夏にチャンピオンズリーグ決勝をやっていた時、彼はただウォームアップしているだけで、成長著しい若手選手の1人として、その経験を楽しんでいた。そして突然、チェルシーへの移籍が決まった」
「彼が非常に高いレベルで、優れた能力と個性を発揮し始めた。ボールを要求し、最終局面でのパスや得点で何かを起こすことができる」
続けてセスク氏は今シーズン、レスターからトッテナムへ加入したマディソンとパーマーは「似ていると思う」と語り、2人の共通点を「チームを動かせるタイプの選手」と評価している。
「彼には“間”がある。現代サッカーでは時々すべてを急加速させすぎて、選手がパスや動きのタイミングがわからなくなってしまうことがある。しかし、彼には落ち着きがあり、ストライカーに走り出す時間を与えることができる」
今シーズン、イングランド代表デビューを飾り大きな成長を遂げたパーマーに対して「とても感銘を受けたと言わざるを得ない。このようなインパクトは予想していなかったし、彼は間違いなくチェルシーの年間最優秀選手だ」と称賛し締めくくった。