「やだー」“関口ロス”の声も…膳場貴子『サンデーモーニング』スタートに視聴者抱く『報道特集』感

膳場貴子アナは『報道特集』メインキャスターを8年務めた

4月7日、『サンデーモーニング』(TBS系)の司会が、1987年の放送開始から37年間にわたり務めてきた関口宏(80)から、フリーの膳場貴子アナウンサー(49)に代わり、その第1回が放送された。

膳場アナは、白の清楚な衣装で関口の“定位置”に座った。その後は『NHK紅白歌合戦』の司会、『筑紫哲也NEWS23』、後継番組の『NEWS23』でキャスターを務めるなどして培った、安定感抜群のアナウンス力で番組を進行させた。

SNSにも《ゆったりとした穏やかな口調も好感が持てる》《膳場さんの進行にもあっぱれ》《爽やかな感じがとてもうれしいです》と、好意的な意見があがっていた。

また、人気のスポーツコーナ―では「最初に白状させていただきますと、ちょっとスポーツはまだ『あれ』ですので、いろいろと教えてください」と言って、スタジオを和ませる一面も。

「総じて無難なスタートだったと思いますが、あまりにも新味がないので、視聴者も拍子抜けしたのではないでしょうか。膳場アナが番組冒頭に『関口宏さんのバトンを受け継ぎつつ』とおっしゃいましたが、スタジオの設定、コメンテーターの顔ぶれ、座り位置のどれもが、これまでと変わりません。ニュースの取り上げ方もいままでどおりでした。バトンを受け継ぎすぎていて、もう少し変化があってもよかったのではないかという意見も見られます」(芸能ライター)

実際、SNSには《緊張もあるんでしょうが、報道特集の延長のような印象が拭えません》《司会者変わって内容が報道特集+サンデーモーニングになっただけ》《アナウンサー同士でこねくり回して議論した気になってて、報道特集味を強く感じるな》など、「既視感」を抱く書き込みが目立っていた。

一方で《関口宏のいないサンデーモーニングなんて、もうサンデーモーニングじゃないんだよ》《サンデーモーニング。関口宏さんがいない朝》《関口さんいないから今日は体調不良でいないのかと思ったら今月からいないんだー やだー》など“関口ロス”の声も見られた。

前任者が司会を務めた期間は37年間。「膳場カラー」が出るのは、もう少し先になるのかもしれない。

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