F1のRBに所属する角田裕毅(23)が、7日に鈴鹿サーキットで行われた日本グランプリ(GP)決勝でチームとともに〝超速ピットストップ〟を魅せた。
決勝では1周目にいきなりダニエル・リカルド(RB)とアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)が接触して両方ともリタイア。すぐに赤旗となり、1周目に達していなかったため再スタートすることになった。
角田はスタートで出遅れたため12番手から再開することになったが、再スタートでは見事なダッシュを決めて9番手にジャンプアップ。ただ、その後は選択したソフトタイヤが不発で順位を下げていった。
だが23周目に中団勢が一斉にピットインすると、RBと角田が素晴らしい速さのピット作業を見せて14位から11位と一気にごぼう抜きで順位を上げることに成功。DAZNで中継の解説を務めた中野信治氏は「もう最高のピットストップですよ」と絶賛した。
そして角田はピットストップ後の無線で、RBのスタッフに向けて「いい仕事をした! 最高の仕事だよ!」と絶叫しながら鼓舞した。
母国GPで角田とRBが衝撃的なピットストップを披露して大観衆のファンを沸かせた。