もしかして… アイロンがけしているのは師団長? 陸自第9師団(青森市)の動画、SNSで話題に

陸上自衛隊第9師団の公式Xが投稿した、アイロンがけのコツを指南する動画

 青森市に司令部を置く陸上自衛隊第9師団の公式X(旧ツイッター)が投稿した「迷彩服のアイロンのかけ方」を指南する動画が話題になっている。動画内でアイロンがけされている迷彩服の肩部分には、持ち主が陸将階級であることを示す三つの星。手本を見せている男性の眼鏡姿が、3月28日付で第9師団長に着任した藤岡史生陸将に似ていることから、「師団長ご本人なのでは…?」など、多くのコメントが寄せられている。

 「バリッと決めましょう!」。4月1日に投稿された動画は、入隊して20年以上のベテラン隊員が迷彩服のアイロンがけのポイントを伝授するというもの。かけづらいところは台の角を使って-など、手際よく手本を示しながら、コツを解説している。

 話題になったのは、肩章にアイロンをかける場面。肩章部分に陸将を示す三つの星があることに気付いたユーザーが、驚きの声とともに拡散。7日午後3時時点で閲覧数は1664万回、1万2千の「いいね」が付いた。

 陸自第9師団司令部広報室によると、動画は3月末に青森駐屯地で撮影された。誰がアイロンがけしているのか、登場する迷彩服が誰の物かは「公表しない」という。担当者は、あえて陸将の迷彩服を使ったわけではない-と説明。「予想外の反響で、びっくりしている」と困惑しつつ、「これからも隊員や地域の方に向け、ためになる情報を発信していきたい」。

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