【皐月賞/前走ローテ】共同通信杯組が中心も、過去「106万馬券」演出の“単回収値320”該当馬が狙い目か

14日に中山競馬場で行われる第84回皐月賞(GI、芝2000m)の過去10年データを紹介する。

ホープフルS勝ち馬で紅一点のレガレイラ、朝日杯FS勝ち馬ジャンタルマンタル、共同通信杯勝ち馬ジャスティンミラノ、弥生賞勝ち馬コスモキュランダ、ホープフルS&弥生賞2着シンエンペラーらが出走予定。

ここでは過去10年のデータから、予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。

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■共同通信杯組が過去5勝で圧倒

過去10年のうち7回は、前走2着以内の馬が3着までを独占。昨年も前走1着馬がワンツースリーだった。勝ち馬に限ると「前走・連対」が絶対条件となっている。最多5勝の前走・共同通信杯組は2022年ジオグリフ、21年エフフォーリアが優勝。昨年もファントムシーフが3着に入った。今年の該当馬は、同レースを制したジャスティンミラノ、2着ジャンタルマンタル、5着エコロヴァルツの3頭。前走馬券圏外のエコロヴァルツだが、2021年ステラヴェローチェは共同通信杯5着からの参戦で6番人気3着だったのでヒモ穴としての妙味はありそう。

共同通信杯【5.0.3.11】
ホープフルS【2.0.0.3】
スプリングS【1.1.2.33】
京成杯【1.0.1.4】
毎日杯【1.0.0.6】
弥生賞【0.5.2.33】
若葉S【0.1.1.17】
朝日杯FS【0.1.0.2】
東スポ杯2歳S【0.1.0.1】
アーリントンC【0.1.0.0】
きさらぎ賞【0.0.1.7】

続く2勝は前走・ホープフルS組。同レースを制した牝馬のレガレイラは注目の存在だが、1986年以降で皐月賞に出走した牝馬は3頭いて【0.0.0.3】。2017年のファンディーナは1番人気ながら5着と敗れており、乗り越える壁は高そうだ。

1勝は前走・スプリングS組、前走・京成杯組、前走・毎日杯組だが、3レースとも連対率は20%以下と好走確率は低い。ただ、この中で狙うなら単回収値320の毎日杯組で2017年はアルアインが9番人気優勝で3連単106万馬券が飛び出した。同馬は毎日杯を1分46秒5で走破し、同組の中で最速タイムを計時していた。次点が1分46秒7を計時した2014年のステファノスだが、皐月賞では5着。他が1分47秒台で本番は大敗していたことから、毎日杯の時計には注目したい。今年は重馬場ながら1分46秒0で5馬身差圧勝のメイショウタバルが参戦予定。一発の魅力を秘めている。

コスモキュランダシンエンペラーシリウスコルトらが該当する前走・弥生賞組は過去10年で未勝利だが、昨年は5番人気タスティエーラが2着、2021年は8番人気タイトルホルダーが2着、18年は9番人気サンリヴァルが2着、17年は12番人気ダンビュライトが3着に好走した。

弥生賞組の好走条件は前走5番人気以内、かつ4着以内であり、今年はシンエンペラーのみ該当する。アタマはどうかも、相手には入れておきたい。

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(SPREAD編集部)

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