【F1】RB角田裕毅が鈴鹿で自身初入賞の10位と大健闘「日本人最強ドライバー」

角田裕毅は自身初の入賞を果たした(ロイター)

F1のRBに所属する角田裕毅(23)が、7日に鈴鹿サーキットで行われた日本グランプリ(GP)決勝で10位に入り、同GPで自身初となる入賞を果たした。

決勝では1周目にいきなりダニエル・リカルド(RB)とアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)が接触して両方ともリタイア。すぐに赤旗となり、1周目に達していなかったため再スタートとなる波乱の幕開けとなった。

角田は12番手の再スタートから見事なダッシュを決めて9番手に上げたが、その後は順位を下げる展開。だが23周目に中団勢が一斉にピットインした際に、RBと角田が〝超速ピットストップ〟を披露して11位にジャンプアップした。
するとその後は安定した速さでさらに順位を上げて10位に。最後までミスなく走りきり、チームの戦略もかみ合って激闘の中で1ポイントをゲットした。

日本GPでの日本人レーサーによる入賞は、2012年に3位で表彰台に上った小林可夢偉(当時ザウバー)以来12年ぶりの快挙となった。

角田の激走にファンも熱狂。ネット上では「角田くんマジですごかった」「角田予選も良かったし決勝も完璧にコントロールしてたしで文句無しのレースでは」「角田くんマジでどんどん成長しててすごい! 今や間違いなく日本人最強ドライバー」と称賛の声が集まっている。

母国GPで快走を見せた角田。今季の躍進に期待は高まるばかりだ。

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