シャンソンが再び大逆転劇を披露…19点差を覆して富士通と運命の第3戦へ/WリーグPO

4月7日に武蔵野の森総合スポーツプラザで「京王 presents Wリーグプレーオフ 2023-2024」のセミファイナル第2戦が行われ、シャンソン化粧品シャンソンVマジック(レギュラーシーズン5位)が富士通レッドウェーブ(同1位)と対戦した。

第1戦に59-73で敗れたシャンソンは、試合開始から富士通の林咲希、宮澤夕貴、内尾聡菜、ジョシュア ンフォンノボン テミトペに次々と得点を奪われ、0-19と厳しい展開でスタート。さらに、町田瑠唯にも連続得点を奪われ、6-23で第1クォーターを終えた。

それでも、続く第2クォーターでは試合の流れを一変させる。この10分間でイゾジェ ウチェが13得点と爆発すると、富士通を12得点に抑え、30-35と猛追して試合を折り返した。

最高のスタートを切った富士通だったが、試合の流れは徐々にシャンソンへと傾く[写真]=W LEAGUE

迎えた第3クォーター、テミトペに活躍を許すと、林や宮澤の3ポイントも決まり、富士通に再び2ケタ点差へと突き放される。しかし、クォーター終盤に小池遥が3連続得点を挙げて存在感を示し、49-57で最終クォーターへ望みをつないだ。

勝負の第4クォーター、序盤からアウトサイドシュートが決まり、点差を詰めるシャンソン。試合残り3分を切って、ウチェの連続得点でついに初のリードを奪うと、その後は手に汗握るシーソーゲームに。残り1分26秒の同点の場面では小池が値千金の勝ち越し3ポイントをヒット。その後、2点ビハインドで迎えた富士通のラストプレー、宮澤のシュートが外れるも、オフェンスリバウンドを奪ったテミトペにファウルを与えてしまう。しかし、2本目のフリースローが外れ、最後は71-70でシャンソンが大逆転勝利を飾った。

激闘を制したシャンソンは、ウチェが24得点10リバウンド、小池が13得点5リバウンド6アシスト、佐藤由璃果が11得点、金田愛奈が10得点5リバウンドをマーク。

一方の富士通は、テミトペが18得点10リバウンド3スティール3ブロック、林が14得点、内尾が14得点8リバウンド3スティール、宮澤が13得点7リバウンド、町田が11得点12アシストを挙げるも、リードを守り切ることができず、シリーズは1勝1敗に。

ファイナル進出をかけた運命の第3戦は明日8日に行われる。

■試合結果
富士通レッドウェーブ 70-71 シャンソン化粧品シャンソンVマジック
富士通|23|12|22|13|=70
シャン| 6|24|19|22|=71

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