『FF7 リバース』星の運命も予言?ゴールドソーサー上演の新版「LOVELESS」を英語で観る【ゲームで英語漬け#134】

『FF7 リバース』星の運命も予言?ゴールドソーサー上演の新版「LOVELESS」を英語で観る【ゲームで英語漬け#134】

ミッドガルで見かける「LOVELESS」のポスターは作中内で人気の古典劇です。オリジナル版『FF7』で一部分だけ語られ、『クライシスコア』では叙事詩としてその内容が詳しく明かされました。そして今回の『FINAL FANTASY VII REBIRTH』(以下、『FF7 リバース』)ではシリーズ初の映像化されたものをゴールドソーサーで観ることができます。主題歌「No Promises to Keep」が披露される場面もあり、本作の物語を読み解く上でも重要な位置づけになっています。

『FF7 リバース』プレイヤーから悲鳴が上がっていたトロコン不可にも繋がるサブクエストバグ次回アプデで修正予定

Dialogue/Chapter12 LOVELESS

When the end of days is come,The Goddess alights from heav'ns above'Pon those Her blessing She doth bestowTrue happiness but they shall know

終末の日来たりなば天より女神は舞い降りる女神が授けるは贈り物彼の者真なる幸福を知る

古典の叙事詩ということで、英語版では四行詩の形式で表現しています。「Shall」「Doth」などの古語を使っているのと、女神が登場人物のため「She」「Her」のように彼女の部分はキャピタライズされています。

What is the future, if not the product of choices past?Each, a fork in the road.None can divide the conclusion of every path.And yet, all tales that begin with a chance encounter share the same end:a tearful farewell.

未来とは何でしょう、過去の選択からつくられるのでしょうか?それぞれの選択が運命の分かれ道。誰もその結末を見通すことは叶いません。けれども、偶然の出会いから始まる物語は得てして同じ結末へ。すなわち、涙の別れです。

日本語的に「チャンス」は主に好機の意味で使いますが、英語の「Chance」は突発的に起こることや可能性の見込みの場合があります。「No Promises to Keep」でも“I won't say that it was destiny, (中略) Could it be chance?”の印象的なフレーズに出てきます。

Parting is, indeed, such sweet sorrow.
But as they say, all good things must come to and end.Though it is our with that this tale remain with you long after we are gone.So, my friends, will ye join us in our conquest of despair?

別れは実に名残惜しいもの。
ですが楽しいことには終わりがあると申します。我らの望みはただひとつ、別れの後も末永くあなたの中に留まること。それでは皆様、我らの絶望の旅路にお付き合いいただけますかな?

What await you at journey’s end, I wonder.Will the Goddess grant you Her blessing?Or will the flames of vengeance consume you?All shall be revealed, O Puppet of Fate, so dance while you still have time...Dance till your frayed strings break...and you can dance...no more...

Vengeance:復讐

Fray:ほつれる、擦り切れる

お前の行く末に待ち受けるのは贈り物を与える女神か、あるいはその身を焼き尽くす復讐の炎か全てはいずれ明かされるであろう、運命の傀儡よ今のうちにせいぜい踊るがいい傷んだ糸が千切れるまで…さすればお前はもう…踊れまい…

燃えさかる炎の中、悪竜王ヴァルヴァドスが残す最後の台詞です。日本語版と異なるのはアルフリードに「Puppet of Fate」、つまり“運命の操り人形”に過ぎないと言っている点です。元の台詞は「せいぜい踊り続けるがいい 運命の糸が切れるその時まで」なのですが、大仰に話すこの台詞を英語で埋めるには倍近くの単語が必要になってしまうので、少し踏み込んだ内容が加わりました。

「LOVELESS」の物語は『クライシスコア』と『FF7R』3部作を繋ぎ、全体を示唆しているようです。選ばれたパートナーによって演出も変わるので、一度だけで無く何度観ても楽しめる「LOVELESS」。注意深く観るとまた新しい発見があるかもしれません。

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