ロッテ・佐々木朗希投手(22)が7日のオリックス戦(ZOZOマリン)に先発登板。7回打者27人に自己最多111球を投げ3安打2失点9奪三振で5―2の勝利に貢献。今季初勝利を挙げた。ストレートの最速は158キロだった。
初回、佐々木朗は一死から2番・西野に左中間三塁打を許しいきなりピンチを迎える。続く中川への3球目フォークが適時暴投となり1点の先制を許した。さらに味方が同点に追いついた直後の2回にも一死から宗、若月に連続四球を与え福田の中前打で再び1点のリードを許してしまった。
しかし、その後はフォークボールを修正し安定感を取り戻した投球で3回以降は無安打、8奪三振。味方が4回に大量4得点のビッグイニングで逆転に成功し、ロッテが佐々木朗の後を澤村―横山の継投で逃げ切りに成功した。
お立ち台で佐々木朗は「入りで点を取られてしまって、なかなかいいピッチングではなかったんですけど、(打線に)点を取ってもらってどうにかそれを守れたかなと思います」とコメント。「2点を取られた時にはちょっと苦しいかなと思ったんですけど、1年分の援護点をもらっちゃいました」と4回の4得点に貢献した友杉、池田の適時打に感謝した。
6回98球を投げ終えた段階でベンチでは吉井監督に続投の意思表示を行った。
この場面を振り返って「どうするということで、序盤にいい投球ができなかったので少しでもイニングを投げれるようにと思って投げました」と語った佐々木朗。
プロ入り後、自己最多となる111球には「最近あまり球が速くないので、あまり疲れていないです」と笑みをこぼしファンの声援に応えていた。