【楽天】守護神転向の則本昂大 今季初勝利にファン困惑「完投かと思ってしまう」

楽天・則本昂大

楽天は7日のソフトバンク戦(楽天モバイル)に3―2でサヨナラ勝ちを収め、連敗を3でストップさせた。

3回に2点を先制されながら6回までに同点に追いつくと、9回にドラマが待っていた。まずは2―2の同点の場面で5番手として則本昂大投手(33)が登板。先頭打者を四球で歩かせ、最終的に二死三塁のピンチを招いたが、周東を二ゴロで打ち取って勝ち越しを許さなかった。

そして、その裏の攻撃で一死二塁のチャンスをつくり、鈴木大が右翼へサヨナラ打。今季初安打が値千金の一打となり「「めちゃくちゃホッとしています。狙いとかないです。とにかく打ちたいという気持ちで。抜けた瞬間ですか? 分からないです。1人ではしゃいでました。使ってくれた監督に感謝しなきゃいけないですし、それまで迷惑をかけていたので、この一打が出て自分もホッとしてしますし、チームが勝てたことが一番良かったです」と表情を緩めた。

この結果、同点の9回を無失点でしのいだ則本に勝利投手の権利が生まれ、今季初勝利。右腕は松井(パドレス)がメジャーに移籍したことに伴い、今季から守護神として配置転換された。ただ「勝利投手・則本」には「完投かと思ってしまう」「則本が9回2失点被安打11で完投?」「パッと見則本が2失点ながら完投したみたいに見えるのおもろい」などとSNSなどに投稿され、ファンの間ではまだまだ先発のイメージが色濃く残っているようだ。

則本は2日の日本ハム戦(エスコン)でプロ初セーブをマークしており、今季の成績はこれで1勝0敗、1セーブとなった。

© 株式会社東京スポーツ新聞社