保護猫と飼い主の縁結び 北上・松田さん宅「にゃんコロニー」

「猫の命も尊重される社会を目指したい」と心を込める松田美穂さん

 岩手県北上市九年橋のパート従業員松田美穂さん(41)は自宅1階で、猫と触れ合える「保護猫ハウスにゃんコロニー」を営んでいる。新たな飼い主との出合いの場を提供し、譲渡を目指す。建築関係の実務経験や知識を生かし、「人も動物も快適に暮らせるようなアドバイスをしたい」と意気込む。

 昼寝をしたり、じゃれ合ったり。子猫と成猫計12匹の愛らしい姿に、来店客が目を細める。母親と訪れ、「自宅に2匹いるけれど、もっと触れ合って遊びたい」と喜ぶ子どもも。昨年9月に開業し、少しずつ常連も増えている。

 利用料は30分で一般500円、小中学生(保護者の同伴が必要)300円。譲渡は1匹当たり1万5千円。書籍や保護猫活動を応援する菓子なども販売し、利用料や売り上げなどは医療費や運営費に役立てる。

 日-火曜の午前11時~午後6時(1~3月は午後1時~同6時)。猫の通院などもあるため、問い合わせは営業時間中に保護猫ハウス(0197-78-2966)へ。

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