宮城野親方と所属力士らが伊勢ヶ浜部屋へ引っ越し 8日に合流後の初稽古

伊勢ヶ浜部屋を出て車に乗り込もうとする宮城野親方

大相撲の宮城野部屋で師匠だった宮城野親方(39=元横綱白鵬)と所属力士らが7日、東京・墨田区の部屋から、江東区の伊勢ヶ浜部屋へ引っ越し作業を行った。宮城野部屋は元幕内北青鵬の暴力問題の影響で無期限閉鎖が決定。親方と力士らは1日付で伊勢ヶ浜部屋へ転籍していた。

この日15人ほどの報道陣が見守る中、午前中から宮城野部屋の力士が、数回にわけてトラックにマットレスや毛布などの荷物を積み上げた。作業が終わった力士から浴衣に着替え、正装で宮城野親方と車で伊勢ヶ浜部屋に向かった。

午後2時過ぎに、荷物を載せたトラックが伊勢ヶ浜部屋に到着。若い衆などの力士が手分けをして荷物を降ろし、部屋の中に運び入れた。午後3時過ぎに引っ越し作業は完了し、宮城野親方が玄関から姿を見せた。報道陣の問いかけに「頑張ります」とだけ答え、会釈をしながら車に乗り込んだ。伊勢ヶ浜部屋は、8日に合流後の初稽古を非公開で行う。

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