元〝環境少女〟グレタ・トゥーンベリさん（２１）がオランダのハーグで抗議活動を行い、１日に２回も警察に拘束された。オランダ紙テレグラーフが６日、報じた。
オランダの化石燃料産業に関連する企業に対する補助金や減税に反対する抗議活動が６日、行われ、世界から集まった約１００人の気候変動活動家が道路を封鎖しようとした。
警察はメガホンで抗議活動を中止するよう要請したが、立ち去らなかった人たちが警察に拘束され、バスで移動させられた。グレタさんも拘束され、バスの中からピースサインを支持者に送った。
グレタさんは「私たちは地球規模の緊急事態にあり、私たちが何かできるとしても、人々が命や生計を失い、気候難民になることを余儀なくされるのを黙って見過ごすつもりはない」と語った。
移動先から戻ったグレタさんは別の道路で抗議活動を行っているグループに加わった。数十人の抗議活動者とともに横断歩道に座っていたが、そこで２度目の拘束となり、バスで移動させられた。
オランダの警察当局は「デモ活動者は逮捕されず、拘束され別の場所に連行される。このようなことが複数回発生した場合、登録が行われ、その人物を逮捕できるかどうか慎重に検討されることになる」と話している。
