【F1】日本GP・鈴鹿でも〝小松マジック〟炸裂 入賞争いの大善戦で称賛集まる「戦略もきっちり」

ハースの小松代表

F1の日本グランプリ(GP)決勝が7日に鈴鹿サーキットで開催され、今季から小松礼雄代表(48)率いるハースがRBの角田裕毅(23)らと激しい入賞争いを演じた。

製造者部門で昨季最下位に低迷したハースは、今季から小松代表をトップに据えて再建を託した。すると第2戦のサウジアラビアGPで初ポイントを獲得し、第3戦のオーストラリアGPではニコ・ヒュルケンベルグが9位、ケビン・マグヌッセンが10位とダブル入賞を果たすなどその采配ぶりが〝小松マジック〟と脚光を浴びている。

小松代表にとって〝凱旋レース〟となった鈴鹿でも存在感を発揮。ダニエル・リカルド(RB)とアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)が1周目にリタイアして赤旗によるレース再開後は、2人のドライバーが下位に低迷。すると早々と6周目に、ソフトタイヤをはいて17位だったヒュルケンベルグにピットストップを命じてハードタイヤに変更させるなど迅速な判断を見せる。

その後も乱戦の中でレース状況に合わせて機敏な対応を見せて2人のドライバーやスタッフを指揮して、終盤はポイント争いを展開。最終的にはヒュルケンベルグが10位入賞の角田に迫る11位、マグヌッセンが13位とそれぞれ順位を上げた。マシンの性能では厳しい状況にある中、小松代表の采配がまたも冴えわたってハースが大善戦を見せた。

小松ハースのレースぶりにファンも熱狂。ネット上では「やっぱり、小松さん率いるハース勢は恐怖だわ。ちょっと噛み合えばポイント獲得できる位置にいるんだもの」「でもハースは今日も手強かった あの手この手で揺さぶってくるからね 今年一年は小松采配と戦い続けることになりそうだ」「ハースは去年に比べクルマも機能してるし戦略もきっちりしてて、小松さん体制がかなり活きてるよねー」「小松マジックが鈴鹿でも効いてる」とその手腕に称賛の声が集まり、今後もRBの角田などとの激闘を予想する声が相次いだ。

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